-
最近の投稿
アーカイブ
カテゴリー
投稿日カレンダー

皆さんこんにちは!
オートショップインペリアルの更新担当の中西です!
さて今日は
車のよもやま話~やりがい~
ということで、今回は、「自動車整備士」という仕事のやりがいと魅力について深く掘り下げてみたいと思います♪
「クルマを直す人」と聞くと、油まみれで黙々と作業する姿をイメージする人も多いかもしれません。でも、実はこの仕事には、社会を支え、人を守り、技術と感性を活かす“ものづくり”の魂が宿っているのです。
自動車整備士は、クルマの状態を診断し、故障や損傷があれば修理・調整・部品交換を行う専門職です。点検・車検・事故修理・故障診断・電装品対応など、その仕事は非常に多岐にわたります。
法定点検・車検整備
オイル・ブレーキ・タイヤなど消耗品の交換
電装品(ナビ・センサー類)の取付・調整
エンジンやミッションの修理・オーバーホール
車体(鈑金・塗装)や足回りの修復
クルマの“健康管理士”ともいえる存在です。
部品を交換し、音を聞き、トルクを調整して、再びエンジンがかかった瞬間。
異音がなくなったとき
ブレーキが正常に効くようになったとき
お客様から「ありがとう、助かった」と言われたとき
「自分の手で命を吹き込んだ」という達成感が、この仕事の根幹にあります。
失敗もある。でも、それを乗り越えて機械が応えてくれる瞬間が、何よりの報酬になる。
自動車は、毎日何千万台もが走る“鉄の塊”。わずかな整備ミスが重大事故につながることもあります。
だからこそ、整備士は「安全性」に対して、とてつもなく真剣です。
ブレーキパッドの厚みを0.1mm単位で確認
タイヤの劣化に気づいて早期交換を提案
異常なノッキング音から重大なトラブルを未然に防ぐ
整備士は、「見えない未来の事故」を防ぐことができる、尊い仕事なのです。
今やクルマは“走るスマート家電”ともいわれる時代。ハイブリッド車、EV、AIによる自動運転など、自動車技術は急速に進化しています。
そのため整備士もまた、常に学び、進化し続ける必要があります。
故障診断機(スキャンツール)の使いこなし
センサー類や電子制御の調整
ソフトウェアアップデートの対応
EV車両の高電圧バッテリー管理
もはや整備士は、「機械の医者」であると同時に「電子のエンジニア」でもあるのです。
クルマの構造は、どのメーカー・モデルでも基本構造は共通しています。つまり、一度身につけた整備技術は、一生使える“職人の道具”となります。
転職にも強い
自分で整備・カスタムができる
地方でも全国でもニーズがある
副業・独立開業にもつながる
「手に職」とはまさにこのこと。
ただ機械を相手にしているわけではありません。整備士の仕事は、お客様との対話や信頼づくりも大切な仕事です。
故障原因を分かりやすく説明する力
次のメンテナンス時期を提案する誠実さ
「この人なら任せられる」という信頼関係
「あの整備士さんにまたお願いしたい」
この一言が、やりがいと自信につながります。
電気自動車(EV)の整備に対応する新しい知識とスキルが求められます。
「高度化」「専門化」した分野での整備士の価値は、これまで以上に高まるでしょう。
技術伝承の重要性
整備士×ITの人材が求められる時代
職場環境の改善、働き方改革も進行中
自動車整備士とは、クルマを直す技術者であると同時に、運転する人の安全・安心を支えるパートナーです。
あなたの技術が、誰かの「ただいま」を守っている。
それが整備士の誇りであり、最大の魅力です。
これから先も、クルマが進化していく限り、整備士の仕事はなくならない。むしろ、ますます必要とされる。
それは、まぎれもなく“未来につながる仕事”なのです。
Instagramでもたくさん車をご紹介しております♪
お問い合わせは↓↓をタップ♪
皆さんこんにちは!
オートショップインペリアルの更新担当の中西です!
さて今日は
車のよもやま話~修理の種類と工程~
ということで、今回は、自動車整備業の中でも専門性の高い分野である「事故修理(鈑金・塗装・構造修復)」について、その種類と工程を深掘りしていきたいと思います♪
交通事故やちょっとした接触などで損傷した車体は、単に“元に戻す”のではなく、安全性・性能・見た目すべてを回復させるという非常に繊細で複雑な作業が求められます。
事故による損傷は、「どこに」「どれだけ」影響があるかによって、修理の方法も大きく変わります。代表的な損傷の種類は以下の通りです。
ドアやバンパーの擦りキズ
小さな凹み(デント)
塗装剥がれ、クリア剥がれ
対応:鈑金・パテ埋め・塗装で対応。パーツ交換は不要な場合が多い。
フェンダーの大きなヘコミ
ドアの開閉不良
ライト・ウィンカーの割れ
対応:損傷部品の交換または修理+調整。一部バラし(解体)を行うことも。
フロント・リアからの衝突でフレームに歪み
エンジンルーム、足回り、ピラー(柱部)への影響
対応:フレーム修正機での骨格修正、足回りの交換、精密な寸法測定が必要。高度な技術と機器が求められる。
修理費が車両の価値を上回る場合
安全性が確保できないケース
対応:廃車・部品取り・買い替えサポートへ。保険会社との連携も重要。
自動車の事故修理は、単純に「壊れたところを直す」だけではなく、安全性・走行性能・外観の美しさを総合的に回復させるプロセスです。
以下に、一般的な修理の流れをご紹介します。
車体を分解・観察し、表面下のダメージを確認
損傷範囲、交換部品、塗装範囲などを明確化
保険会社とのやりとりが必要な場合も
使用ツール:フレーム計測器、見積もりソフト(ミトメ等)
フレーム修正機でのミリ単位のボディ矯正
ハンマー、プレス機による凹み修正
必要に応じて溶接やパーツ交換
ポイント:わずかなズレも走行性能や安全性に影響を及ぼすため、高い精度と経験が不可欠
凹みを埋めた箇所にパテ(充填剤)を塗布し、平滑に整える
サンドペーパーで研磨し、塗装前の下地を作る
美観だけでなく、塗装の密着性・耐久性にも影響
塗装ブースでホコリや湿度を制御しながらスプレー塗装
色合わせには熟練の感覚が必要(特にパール・メタリック)
クリアコート→乾燥→磨き上げ
塗装は、「色」「ツヤ」「質感」を再現する技術と芸術の領域
分解した部品の再組み立て
各種センサーや電子機器のリセット・調整
ライト光軸、タイヤアライメント、ドアの開閉チェックなど
近年の車両はADAS(先進運転支援システム)搭載が多く、電子調整の重要性が増している
外観・動作・走行テストを含めた最終チェック
保険手続きや書類の確認
お客様への説明と納車
資格・スキル名 | 内容 |
---|---|
自動車整備士(2級・3級) | 車両全般の整備・診断ができる国家資格 |
車体整備士 | 鈑金・塗装・フレーム修正の専門資格 |
塗装技能士 | 一級は高度な色合わせ・仕上げ技術を要する |
整備士の電装・電子知識 | 現代車両のセンサー類に対応するため必須 |
️ 技術だけでなく「美しく、安全に、確実に」直す職人の誇りが詰まった仕事です。
EV車や自動運転車は、バッテリー・センサー・ソフトウェアが密集しており、修理の難易度が急上昇。
高電圧部品の扱いや専用設備・認証制度の整備が急務。
鈑金塗装職人の高齢化が進行
若手の育成や待遇改善、技能伝承の仕組み化が求められる。
事故修理は、単に車の“見た目”を元に戻す作業ではありません。それは、クルマという命を預かる乗り物の「安全」「性能」「美しさ」を、確実に蘇らせるプロフェッショナルの仕事です。
お客様の安心を、形にする。
それが、自動車整備業の誇りです。
Instagramでもたくさん車をご紹介しております♪
お問い合わせは↓↓をタップ♪